子どもは外で元気に遊び回るもの。
春や夏などに外から帰ってくると、目に見えてわかるほど日焼けして帰ってくることって
ありますよね。
日に焼けた子どもの姿は健康的な印象がありますが、子どもも大人と同様に紫外線の
ダメージを受けていることを忘れてはいけません。
そこで今回は、紫外線が子どもに与える影響についてお話しします。
そんなに浴びてるの?子どもに紫外線対策が必要な理由
子どもが浴びる紫外線量は大人よりも断然多く、
「18歳までに一生のうちの半分の紫外線を浴びてしまう」とも言われています。
また、大人に比べて子どもは紫外線に対する恐怖心がありません。
遊びに夢中になってしまうとなおさらのことで、
「ここは日に当たるから肌が焼けてしまうね。あっちの木陰で遊ぼう!」
などといった判断はなかなかできないもの。
だからこそ日頃の紫外線対策は親御さんが気を付けてあげましょう。
ちなみに、紫外線対策が必要なのは夏だけに限ったことではありませんよ。
浴びた紫外線ダメージはどんどん蓄積されるので、紫外線対策はオールシーズン通して
行っておく必要があるのです。
「赤ちゃんには日光浴が必要」ってハナシはほんと?
「赤ちゃんはたくさん日光浴させると健康に育つ」という話を周りから聞いた、という方は多いのではないでしょうか?
実際、以前は赤ちゃんや子どもの健康に繋がるとして日光浴が推奨されていましたが、今では母子健康手帳でも日光浴より外気浴が薦められています。
もちろん日光浴は気持ちの良いものですし、赤ちゃんを日光から隔離する必要はまったく
ありません。
しかし、ここ20年で紫外線量は少しずつ増加しています。
昔と今とで比べると、同じ外出時間でも浴びる紫外線量は確実に多くなっているのです。
子どもの肌は薄くて未熟。
大人にはなんてことないような、ちょっとした紫外線でも強く影響をうけるかもしれないことは注意しておきましょうね。
子どものUVケア方法
こどもの紫外線対策も、できるだけ日陰を利用したり、帽子をかぶるなど、基本は大人と同じですが、ここでは日焼け止めを選ぶポイントをご紹介します。
・「子どもでも気持ち良く使える」アイテムを選ぶ!
まずは、外出時に日焼け止めを塗ってあげることが、親ができるUVケアの第一歩です。
子供の肌は大人より敏感でデリケート。
それに、UVケアアイテムの使い心地が悪くても「お肌のために!」と我慢することは
難しいです。
子供でも負担なく、気持ちよく使える日焼け止めを選んであげましょう。
例えば、日焼け止め特有のベタベタ感やキシミ感がない、みずみずしい使い心地のものを。
香りも重要で、「日焼け止めのニオイが嫌い!」という子供も多いようです。
フルーツ系や柑橘系の香りなども良いかもしれません。
また、毎日使うなら専用のクレンジングいらずで石けんで洗い流せるものがおすすめです。
最近では「子供用」と明記されている商品もあるので、そういったものを積極的に選んであげるのもひとつの手ですね。
・「SPF」「PA」の数値はどのくらい?
洗濯物を干したり、ランチを買いに外に出るくらいの外出なら、SPF値・PA値ともにそれほど高くなくても大丈夫。
一方、炎天下でのスポーツや海水浴ならSPF30~50+、PA++~++++のものがおすすめ。
日焼け止めは汗や皮脂で落ちてしまうので、こまめに塗り直すことも忘れずに。
・紫外線を浴びるのは肌だけじゃない!
紫外線は肌だけでなく、髪や頭皮にも危険を及ぼします。
ツバの大きい帽子をかぶせて、頭全体をしっかりガードしてあげてくださいね。
髪、頭皮の紫外線ケアには、スプレータイプの日焼け止めがオススメです。
最初にもお話したように、浴びた紫外線量はどんどん蓄積されていきます。
将来まで残るような紫外線ダメージを受けてしまわないように、日頃からこまめに気を配ってあげてくださいね。